静かな部屋に響いてる 秒針のリズム
いつか終わりが来ること 知らせていて
それさえ受け入れられずに 逸した視線
君と作りかけのまま 足りないパズル
ちゃんと分かり合えたなら
きっとこんな思い知らずにいた
触れた指先から 伝う温もりだけ
今も忘れられず あの日のままで
風に揺れた髪も声もその笑顔も
もっと君を全部抱きしめていたい
時計の針を戻しても 時は戻らない
失くしたものが多くて 前を向けなくて
どこですれ違ったろう 何度も重なったのに
握りしめたままじゃ何も掴めない
今頃気付いても 遅いと知ったから
一歩踏み出そうか 歩幅は狭くとも
そっと開いた手のひら
やっと見つけた 欠けてた1ピース
いつか二人一緒に 描いた未来図を
大切にこれからも忘れはしないから
触れた指先から伝わった温もりを
そっと胸に抱いて歩き続けよう
いつかまた
君と同じ歩幅で