ベランダの隅に置いてあるサボテン 健気にただ直向きに
何やってもどこか抜けている僕は いつも君を困らせた
肩に触れる手に振り返れば人差し指が 僕の頬を付く
愛してるそれだけで すっと変わらないまま
明日もきっと側にいて またいつもの毎日 嘘なんてないのに
ベランダの隅に置いてあるサボテン 今は枯れてなくなった
水をあげるのが好きだった君は この部屋を出ていった
君の声かな 足音かな いや気のせいだ
窓の外から聞こえる音
思い出すくらいならいっそ消してしまいたい
日焼けた跡を雨で流せば ほら いつもの毎日 何もないベランダ
咲かないまま枯れた花 そっと気付かないように
見ないふりをしてたんだ 今 わかったよ
思い出す沢山の交わした言葉たちを
2人並んだベランダを でも いつもの毎日
また繰り返す日々